


パソコンを買い替える院生がマジョリティ
大学入学時の大きな買い物の1つがパソコン。授業やレポート、部活など様々な場面で活躍してくれますが、学年が上がるにつれて物足りなさを感じるようになります。デジタルの世界は進化が著しいからです。4年も経てばパソコンの性能が追い付かなくなるため、上回生になって研究室・ゼミでの活動が始まるとストレスを感じるかもしれません。そういうことで、3~4回生で研究室・ゼミに配属される時期や、私のように大学院へ進学するタイミングでパソコンを買い替える人が多いです。



とにかくPowerPointを使いまくる日々
研究は、先生方や研究室の仲間との議論によって深まっていきます。よりよい研究をするためには、自分の研究の進捗状況を研究室内に共有する機会はとても大切です。私の研究室では週に1回のペースで細かく進捗を報告しています。データを丁寧かつ分かりやすくPowerPointに整理して、きちんと伝わる発表を行う必要があります。
研究生活では、もっと大きな舞台で発表する機会もあります。4年生の最後には卒業研究の発表会がありますし、国内・海外問わず学会に出席することもあります。こうした場面でも、当然PowerPointを使います。専門を異にする方々にも研究を理解してもらうために、スライド作成にはかなり気を遣います。



パソコン六刀流の研究生活
自分のパソコンでExcelや専門のソフトを使って研究を進めることもありますが、性能の限界や実験機器との兼ね合いがあるため、研究室にはデスクトップパソコンがたくさんあります。さながら自分専用のようにして実験データ取得から論文執筆まで研究室のパソコンで行う人もいます。私は研究でコンピュータシミュレーションを使っており、シミュレーションとその準備やデータ整理は研究室のパソコン、PowerPointでのスライド作成やWordでの論文執筆、先行研究や文献調査などの作業は自分のパソコン、というように使い分けています。
他にも電子顕微鏡専用のパソコンなど多くの共用パソコンを使っているので、ざっと数えただけで6台を使い分けていることになりますね。


授業でもプライベートでも
意外に思われるかもしれませんが、大学院生も普通に授業を受けます。むしろ、学部4年生よりも修士1年生の方が授業に追われています。大学院生はノートやルーズリーフをほとんど持ち歩きません。パソコンで講義資料を閲覧したり、iPadや事前に印刷したレジュメにメモしたりしています。私は大学院入学時にSurface Proをそのまま最新モデル(当時)に買い替えたので、Surface1台で資料閲覧も板書もこなしています。
大学院生は自分のパソコンを研究室に置いて帰る人も一定数いますが、私はYouTubeやTVerを見るために持ち帰っています。家にあるディスプレイとSurfaceをつないで、大画面で楽しんでいます。


