

大学生になると環境が激変
大学生になるまでに学校や家庭でパソコンを触ってましたけど、パソコンは楽しいことに使うものだと認識してたので当時はICTを活用して何かをしようと考えたことは無かったですね。私の周りにもそのような人はいなかったので、大学生になってオンライン授業やレポート作成が即刻始まったときには慣れない環境にとても焦ったのを覚えてます。今となっては良い思い出ですけどね。


学習指 導案にはたくさんのことを盛り込みます
課程・コース・専修によりますが、岡山大学の教育学部では3年次に実際の小中学校で約1ヶ月間の教育実習があります。実習に向けて1年次から学校教育に関するさまざまな講義や理念、知恵を学んだけど、いくら知見を広げようが児童生徒へ授業や生活指導を行なうことへの不安は拭えませんでした。そういう意味では教育実習での「習うより慣れよ」という経験は非常に大切ですかね。
教育実習ではパソコンを頻繁に使います。授業の構想となる「学習指導案」を作成するにはWordを利用しますし、その他ワークシートや授業資料、板書計画を作成するのにも活用します。「学習指導案」には授業の目標や生徒の評価観点、児童生徒の問題意識を高めるための工夫された発問などを書いていきます。状況に応じて補助発問や指導言も考え、完成したものを実習先の先生に提出します。けれど一度の提出で認められることはほぼ無いです。先生に確認してもらったものを修正・再提出し、また繰り返して学習指導案を洗練していきます。多忙な一ヶ月だけど、私の場合は1人ではなく同じ数学専修の学生と共同で活動しており、互いに刺激し合うことでとても有意義な期間になりました。
現在の教育現場ではGIGAスクール構想という、教育のICT化が進んでます。もはや現役の大学生より小中高等学校の児童生徒の方がICT機器を上手に活用できるかもしれませんね。そんな現役の大学生が警鐘を鳴らすのはいかにも滑稽ですが、教師を志す人はこれからの児童生徒以上にICT機器を使いこなせるようになる必要があります。とはいえパソコンなどのICT機器の活用はあくまで手段。教師を目指すなら自分自身の質を向上させ、授業を行なう目的を明確に表現できるようにならねばなりません。手段と目的を混合して授業構想を練ってしまっては上辺だけの学習指導案が出来上がってしまいます。だから教育実習にて実際の教育現場で多くのことを体感し、さまざまな発見に出逢えると教育が面白くなりますよ。


サポート体制が整っていて助かりました
私が普段利用しているパソコンは岡山大学生協で購入したSurfaceです。軽いので持ち運びに便利ですし、パソコンが一台あれば全ての講義内容を管理できるのが良いですね。デジタルノートを活用すれば紙のノートは要りませんし、Surfaceペンを使えば画面に直接書き込めるので手間が省けます。私の場合は紙のノートとデジタルノートとを併用していて、図形や数式、細かなメモ書きなどは紙に手書きで、講義の内容はデジタルノートにタイピングで記録してます。そのうち数式も タイピングで済ませるようになりましたが、稀有な使い方なのでやはりSurfaceペンを使って書いた方が楽ですね。
パソコンを必要とする環境に慣れていなかったので大学生活のうちに何度かトラブルに見舞われました。Zoomを初めて利用したときが不運にも英語の講義だったので教授の指示が全く分からず、仕様に翻弄されてばかりだったときもあります。何かと困ったことがあったら、大学生の半分以上がSurfaceを利用しているので友人に訊いたり津島キャンパスのブックストア1階にあるPCサポートデスクのスタッフを頼ったりして解決しています。とても大助かりです。












